
台風が来る。
台風が来ると大雨が降り、大風も吹く。
日本最古の台風の記録として有名なのは鎌倉時代の東鑑、建仁元年のものだという。
江戸時代、浮世絵師の歌川国芳は、その鎌倉時代の台風の大雨をモチーフに、大雨の絵を描いた。
それがこの絵だ。
これのどこが鎌倉時代の台風の大雨をモチーフにしているのか、
現代人にはなかなかわかりにくいことではある。
そのため、
歌川国芳が自分の死期を予言したのだ、
なんていい加減なことを言ってオカルトチックに考えて納得している人もいる。
なんでそんなデタラメがまかり通るのか?
江戸時代とは価値観が違うから、
普通の現代人はそのことに気づかないのだ。
特にアカデミズムは酷い。
西洋人の視点で、西暦でしか考えないからだ。
昔の日本人の視点=皇紀で考えれば、簡単なことなのに…。
正式な暦法として皇紀を使うようになったのは明治になってからだが、
それ以前も歴史を考えるときは皇紀=神武天皇即位以来何年かで、
年代を把握していたのだ。
詳しくはこの動画をご覧ください。
令和4年(2682年)9月18日


