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明日に架ける橋

易のこと、音楽のこと、クルマのこと、その時どきの話題など、まぁ、気が向くままに書いています。

うなぎに梅干し♡実はとても美味しい♡

夏と言えばうなぎ。
うなぎと一緒に食べたらいけないと言われているのが梅干し。
確かにかば焼きと梅干しは、両者の味を想像しただけで合わないような気がする。
でも白焼きなら合いそうな気がした。
と、先日スーパーへ行ったら、白焼きを売っていたので、思わず買ってしまった。

まだ醤油がなかった平安時代には梅干しが調味料の役割でもあったと聞く。
今、ウチには平成20年に漬けた梅干しがまだ大量に常温保存してある。
減塩とかではなく昔ながらの塩をたっぷり使った漬け方なので、
暑い夏も常温保存で何ら問題ないのだ。
しかも、十年以上経っているので、味はかなりまろやかになっている。

うなぎ屋さんでは何度か白焼きは食べたことがあるが、いつもわさび醤油だった。
実は私、かば焼きよりも白焼きの方が好きなのです(^^;
うな重よりも白焼き定食を注文することの方が多いのです。
白焼きをおかずにご飯を食べるカンジ。

まあ、そんなこんなで、まだ醤油がなかった平安時代以前に想いを馳せながら、
白焼きに梅干しを載せて食べてみることにした。

IMG_1608-s.jpg

うなぎの他は、大根の糠漬け、トマトとキャベツのサラダ、
ゴボウとニンジンとコンニャクのキンピラ、冬瓜の煮物、なめこの澄まし汁、
小皿は梅干しと醤油。

一応、わさび醤油も用意し、最初のひと切れはわさび醤油で食べた。
普通に美味しかった。
で、一旦深呼吸して、次のひと切れに、梅干しをお箸で少しちぎって載せ、
その上にわさびを載せて口の中に入れた。

IMG_1609-s.jpg

ん?、ほんのりと酸味があって、醤油よりも美味しい、と感じた。
醤油よりも、うなぎ本来の味が引き立っている。
で、あとは全部、梅干しを載せつつ食べてしまった。

うなぎに梅干しがダメだとあるのは江戸時代の貝原益軒の養生訓だが、
これ、本当は凄く美味しいから誰にも教えたくない、ということで悪い食べ合わせとしたのでは?
とも思った。

皆さまも機会があれば是非うなぎの白焼きを梅干しで食べてみてください。
ただし減塩のやはちみつ入りとかの味を調整した梅干しだとあまり美味しくないと思います。
昔ながらの漬け方で、常温保存OKの梅干しは、探せばたまにスーパーでも売っています。

うなぎと梅干のように、常識に捉われると本質を見失います。
常識に捉われなければ本質が見えてきます。
古代史も同様です。
よろしければ御覧くださいませ。

令和4年(2682年)8月7日

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