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明日に架ける橋

易のこと、音楽のこと、クルマのこと、その時どきの話題など、まぁ、気が向くままに書いています。

論語を読んだことがある政治家に投票したい!

もうすぐ参議院選挙。

昔、昭和の頃は、戦前の教育を受けた世代が世の中を動かしていたので、
社会に出るまでに、『論語』くらい読んでおけ、と諭す大人が普通にいた。

それが今、政治家ですら、『論語』を読んだことがない人が多いようだ。


『論語』は、孔子の弟子が、孔子と弟子たちの言葉を収録したもので、
人々がどう生きれば、世の中が平和になるのかを、
当時の中国の権力者の汚さと対比して書いたものだ。

したがって、『論語』を読むと、如何に中国人が汚い人々なのかがよくわかるのだ。

だから孔子は絶望したのだ。


その中国人の汚さは、孔子の時代からずっと変わらない。

近年は孔子学院というのがあるが、孔子の名を歴史上の著名人として利用しているだけで、
論語すら顧みようとはしない。

論語を読めば、今の中国がやっていることは非難されるべきことになるからだろう。


実は孔子の心を一番大切にしてきたのは、中国ではなく、この日本なのだ。

だから日本は世界でも稀な、平和な文化国家になったのだ。

それが明治維新で西洋の武力に怯え、西洋思想が歓迎され、
戦後教育では、さらにそれが進み、あまり論語が顧みられなくなり、
この混沌とした現代になってしまったのだ。


せめて選挙に出るのなら、論語くらい読んでおいて欲しいが、
そんな立候補者は果たして何人いるのだろうか?

私としては、論語すら読んだことのない政治家は、あまり信用できない…。

漢文として楽しむ論語

令和4年(2682年)7月5日

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