
平成30年12月12日
今日、ヤタさまと名乗る方から、メッセージをいただいた。古事記と易学をお読みいただいたからこそ、
「ヤタ」さまと名乗られたことと拝察いたします。
ありがとうございます。
さて、そのヤタさまのメッセージは、次の記事をお知らせいただくものでした。
「死海文書」の断片5点、偽物と判明 米首都の聖書博物館」
2018年10月23日 AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3194286
簡単に言うと、
米国の聖書博物館所蔵の死海文書の断片のうち、五つが偽物だと判明した、
という内容だ。
AFPは有名な通信社だけど、
検索してみたら、この情報を日本の大手マスメディアでは取り上げた形跡がない。
私も知らなかった。
唯一見つけたのは、日経系のサイトの記事だった。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/112100129/?P=1
イスラエルにある死海文書の真偽は判然としないが、
世界中に出回っている死海文書の断片は、かなり疑わしいということだ。
聖書は易学ー聖書の作者は古代中国の易学者だった!を書いた私としては、
イエスは架空の人物、西暦元年は辛酉革命理論によって机上で算出した架空の年代だと考えることもあって、
死海文書の真偽はとても興味深い。
イスラエルにあるものが、仮に本当に古いものだとしても、
年代測定などで誤魔化しがあるのではないかと考えてもいる。
ところで、この聖書博物館というのは、福音派の寄付によって建てられたようだが、
その福音派とは、アメリカのキリスト教の最大勢力で、トランプ大統領の支持母体のひとつ、
かつてビートルズが「僕たちはキリストより有名だ」と発言したのに激怒し、
アメリカ国内でビートルズの排斥運動をやり、ライブができないようにした一派なのだ。
キリスト教は神聖にして侵すべからず、といったキリスト教の極右勢力といった宗派だという。
そんな彼等が、真贋を確かめもせずに死海文書の断片を買いあさって展示しようとしたのは、
もしかしたら、キリスト教の行く末に焦りを感じていたのかもしれない……。
そもそもイエスが架空の人物だということは、
私が言うよりはるか前、今から約100年前に、ドイツのアルトゥール・ドレフスという人も指摘していて、
今のヨーロッパでは、『聖書』を信じて実在だと考える人はどんどん減っていると聞く。
ただ、キリスト教を守ろうとする勢力もあり、批判的研究には障害も多いようだ。
日本ではドレフスという名はあまり知られていない。
マスメディアはGHQの占領政策以来、福音派に忖度して、
キリスト教に都合の悪いことは触れないようにしているということか……。
……都合が悪いと言えば、
そろそろ年末、トナカイという動物が話題になる時期である。
しかし日本のマスメディアは、トナカイが北欧では食用の動物であることに、触れようとしない。
これも忖度なのか?
フィンランド観光のサイトでは、
フィンランドに来たら是非トナカイを食べてみてください、
なんてことが書いてある。
ラップランドの名物料理なのだとか。
https://www.visitfinland.com/ja/kiji/finland-no-oishiimono/


