
平成28年9月4日
どうでもよいことなのだが、電車に乗っていてふと思ったことがある。次のような車掌アナウンスである。
「ひとりでも多くのお客様が座れるように、荷物は膝の上に乗せてください・・・」
まあ、よく聞くアナウンスである。
荷物を横に置いて二人分の席を占有するのは、空いているときはよいとしても、
混雑時は好ましくない。
これまで、こういったアナウンスは何度となく聞いたが、特に何も思わなかった。
しかしその日は、何故かふと、気付いたことがあったのだ。
荷物を「膝」の上に乗せるとはどういうことか?
周囲を見渡しても、誰も「膝」の上に荷物は乗せていない。
私もこれまで一度も「膝」の上に荷物を乗せたことはない。
乗せているのは「腿」の上だ。
「膝」の上なんて安定が悪いし、荷物が落ちないように押さえていないといけないではないか。
だからバッグでも袋でも「腿」の上に乗せる。
要するに、
腿の上に乗せる、という意味で、膝の上に乗せる、と言っているわけだ。
なんでそう言うのだろうか?
日本語って難しい・・・。


