
平成23年11月3日
実は、私の父は画家だった。明治37年に生まれ、平成6年に亡くなった。
その父が昭和16年に描いた絵がある。
タイトルは「練習の後」

着物姿の女性がバイオリンを持って、長椅子に座っている。
現代では考えられない構図だ。
現代の絵画で着物姿の女性が描かれていれば、
持っているのは三味線とかの和楽器だろう。
まして洋風の長椅子に座らせようなどとも考えないのが普通だ。
しかし、昭和16年頃の女性は、今と違って、普段、普通に着物を着ていたからこそ、
こんな絵が生まれたのだろう。
時代の流れを感じさせてくれて、とても面白い。


