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明日に架ける橋

易のこと、音楽のこと、クルマのこと、その時どきの話題など、まぁ、気が向くままに書いています。

受験生の絵馬

平成23年1月23日

私は雅楽演奏のため、土日を中心に、いくつかの神社に出入りしている。
神前結婚式での演奏がメインだ。
が、神社は結婚式だけをやる場所ではない。
いろいろな願いを持った人々が参拝する。
この時期目立つのは、受験生だ。
絵馬に祈願を込めて、奉納してたりする。
ただ、そんな絵馬を見ていて気になるのは、
年月日を西暦で書いているものだ。

多くの神社では、年月日をどう書こうと何も言わない。
しかし正式には、西暦で書くものではない。
西暦はキリスト教の暦法であって、神社の神様に敵意を見せることである。
敵意を見せて、神様が願い事を聞いてくれるわけがない。
いや、むしろ災いを及ぼすというものだ。

マスコミは、神社側が何と言おうと、神社を取材するときも、たいてい西暦を使う。
神社に対して、とても失礼なことだと思う。
しかし、泣く子とマスコミには逆らえないのが現代社会だ。
だから、そんなマスコミに飼いならされた受験生は、
平然と西暦で絵馬に日付を入れたりするのだろう。

日本はキリスト教国ではないのだ。
なぜ、そこまで自分たちの伝統文化を卑下して西暦を使わせるのだろうか?
世界を共通の尺度で統一するため?
しかし、それこそが環境破壊の根源ではないだろうか?
それぞれの国や地域が、
まだ近代文明がなかった頃からの伝統文化に根ざした生活をすることこそが、
大事だと思う。

日本は今年、紀元2671年、平成23辛卯歳なのだ。


拙著もよろしく。
聖書と易学―キリスト教二千年の封印を解く聖書と易学―キリスト教二千年の封印を解く
(2005/04)
水上 薫

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